歯周病とタバコ🚬
歯科衛生士の布藤です。
今回は、歯周病とタバコ、禁煙のメリットは?というところをお話していこうと思います。
喫煙は歯周組織(骨や歯肉)を激しく破壊し、喫煙者は非喫煙者に比べ2〜8倍で歯周病にかかりやすくなります。
とりわけヘビースモーカーの歯周病患者では、歯の周りの骨の吸収が著しく、失われる歯の本数も多くなります。
では、禁煙してももうしょうがないのでは?と思われますか?
当然、そんなことはありません!
禁煙の効果は非常に迅速で、歯肉の血流は数日〜数週間で回復します。歯肉の黒ずんだ外観も、時間はかかりますが少しずつ本来の健康的な色に戻ります。また、禁煙後に歯肉が腫れたり赤くなったりすることがありますが、それはタバコの影響で隠されていた本来の症状が現れたためです。骨が溶けて手遅れになる前に気づくことができる、良い「きっかけ」ともいえます。
禁煙は歯周病の予防・治療のもっとも有効な対策のひとつです。過去に重度の喫煙歴がある方でも、禁煙をすると確実に歯周病のリスクは低下し、全ての治療法において、その治癒効果が上がり始めます。
”クリーニングをきっかけに禁煙する”そんなことを目標にしてみるのはいかがでしょうか。
#長田区 女医 #神戸市 長谷川歯科 #歯周病とタバコ #禁煙 #禁煙のメリット